ミソサザイ　スズメよりも小さい、味噌色の地味な鳥なのだが、尾羽をピンと上げた姿と渓流にひびき渡る美しいトレモロはなんとも誇らしげだ。ここへは毎年この時期に来る。主な目的はこの鳥と出会うことなのだ。今年は春が遅かったせいか、営巣に間に合った。他にオオルリ、ウグイスの声が聞こえる。ここから渓流の音が遠くなるほどまで上がると、センダイムシクイ、コガラ、ヒガラ、ツツドリなどの声が梢から降ってくる。ニホンカモシカに出会ったり、来る年毎に咲いている花の盛りが異なっていて変わる景色もおもしろい。

水草などをくわえて、せっせと巣作りに忙しい。
素人のカメラではとても素早い動きを捕らえることはできない。

ミヤマセセリと思う。初めて見る。春が遅かったおかげというか、
春の早い時期にしか現れない蝶なのだそうだ。ガではないよ。